• Home
  • ニュース
  • JV-Campus留学生支援ボックス提供コンテンツ「国際学生ミーティング」開催

ニュース

東洋大学(UMAP)

2022.03.24

JV-Campus留学生支援ボックス提供コンテンツ「国際学生ミーティング」開催

日本にいながら、日本語でできる、異文化交流

「国際学生ミーティング」は、コロナ禍で海外との往来が制限される中で生まれたプロジェクトです。日本にいながらにして、海外の学生と交流することを目的に、本学国際教育センター教員が中心となって企画し、2021年度は13回開催しました。主な使用言語は日本語です。英語が苦手な学生でもまずは異文化交流が楽しめるよう、海外からは日本語を学ぶ学生を中心に募集をしています。

この度、JV-Campus留学生応援ボックスへこの「国際学生ミーティング」を提供するにあたり、通常は交流相手の大学を定めて開催されていますが、この度初めて海外から交流相手をオープンで募集し、「スペシャル」版と称し、第一回ミーティングを2022年2月21日(月)、第二回ミーティングを3月22日(火)に開催いたしました。

第1回国際学生ミーティングスペシャル

(報告書より抜粋)
本学からは総計20名、海外からは8カ国から23名が参加しました。「日本の大学生生活」をメインテーマに、10グループに分かれ日本語で話し合いました。各グループには本学からファシリテーターを立て、司会進行役を担ってもらいました。すると、どのグループもとても和やかで楽しげな雰囲気の中、学生生活に関連した様々なトピックが話されました。

International Students Meeting1
International Students Meeging2

日本に思いを馳せる海外の学生たちにとって直接日本人学生との会話は新鮮で刺激的なものになったでしょうし、本学生にとっては、日本がどのように海外で捉えられているのかを知り、また、彼ら自身、もっと日本の事を知りたいと思うきっかけとなりました。さらに、一つのグループに複数国の大学生が集まり話し合う場は、各国の諸事情の比較から思いも寄らない発見をもたらします。実際、一つのグループは学生の映画鑑賞料が日本では¥1,500もするのに、中国では¥540程度、インドネシアでは¥200代である事を知り大変驚いていました。このような驚きが、なぜ同じ映画を観るのでも国によってこれほど違うのか、その要因を追求していくと、グローバル問題の課題発見や解決への取り組みへと発展していきます。(担当:小早川裕子准教授)

第2回国際学生ミーティングスペシャル

(報告書より抜粋)
今回2回目となるスペシャル版では、世界から参加者を募り、東洋大学の学生32名と、インドネシア、台湾、フィリピン、オランダ、ベトナム、ドイツからの学生24名が参加しました。

ミーティングのテーマを「くらべてみよう」とし、参加学生からテーマを募ったうえで、14のブレイクアウトルームに分かれて、自由に意見交換をしました。

当日、東京では雪がちらついていましたが、ベトナムの学生から30度で暑いという話があったり、オランダの学生から自分が暮らしているアムステルダムの街について紹介があったりと、世界の様々な地域からオンラインでつながり、交流することのおもしろさを改めて体験することができました。

参加した東洋の学生からは、普段の国際学生ミーティングとは違って、一度にいろいろな国や地域の事情が聞けてよかったという声や、短い時間でも深く交流できたという声、また、海外の参加者からも、日本に行けない状況下で日本語が話せてよかったという声が聞かれ、それぞれに交流を楽しんだ様子が伝わってきました。最後は、参加者からの要望もあり、時間延長でブレイクアウトルームを開いて、SNSなど連絡先を交換していました。

今回のミーティングに参加してくれた皆さんが、今後も国際交流や海外学習への興味を深めていってくれることを期待しています。(担当:牛窪隆太准教授)


ニュース一覧へ戻る